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読書・オタックス

金閣寺

今週末は、旅行の準備でずっとホームアローンでした。

準備といっても、ネットでカチカチしてるだけだから、この土日は手首しか動かしていない気がします。

運動は心身に充実感を与える効果があるらしいから、ブートキャンプでもやればよかったかな。



と、こんな淋しい週末を癒してくれるといったら読書ですね。

私の場合、運動同様、読書は幾ばくかの充実感を与えてくれます。



久しぶりに紹介する本は、あえて私が紹介しなくても、有名すぎる名著。

三島由紀夫の「金閣寺」です。




金閣寺放火事件を題材に、犯人の心理に迫った作品。



三島由紀夫といったら、その強烈な個性ゆえに変態とも揶揄される文豪ですが、この作品の彼の徹底した心理描写は本当にスゴイ

そして、彼の最大の魅力と言える文章の美しさ


同じ文字を並べているだけのはずなのに、「どうしてこんな言い回しができるのか」と、言葉の深さと面白さを教えてくれます。



扱っているテーマも幅広く、私はこの本を読むのは2度目なのですが、前回読んだ時とは感じ方が違ったり、新たな発見があったりで、本当に楽しい!

きっと次読むときも、今とは感じ方が違うんだろうな、と思える深い著書だと思います。




「金閣寺」の中で、特に好きな場面が金閣寺焼き討ちを思い立った場面。


要約すると…


人間のようにモータルな存在は滅ぼすことはできず、金閣寺のような不滅の存在は滅ぼすことができる、と。

湖畔に550年立ちつづけてきたということが、何の保証にもならないことを皆は学ぶだろう、と。


う~ん。文学ですね。

ある対象の見えなかった切り口や、価値観を与えてこその文学だと思います。

最近の本は、ストーリー展開重視で内容の薄い、いわゆるエンターテイメント系のお話が多い気がするのが残念です。

最後にビックリするような展開がないと物足りないって感じてしまうような風潮が、社会全体に蔓延しているような気もしますが。


ストーリーって、伝えたいテーマを伝えるための道具
つまり脇役的な存在であるはずと思います。

ただ、最近ではストーリーが主人公で、最後にオチを用意しておけばいいや、みたいな感じが凄く強いような…。

この手の話はオチがつまらないと悲惨で、山田悠介なんかは、その象徴たる酷い例でしょうか。



本当にいいお話って、ストーリー自体はシンプルなものが多いですよね。

「金閣寺」だって、ストーリーは金閣寺を焼きに行くだけですから。


あらすじに頼らずとも、魅せる小説を書ける文学作家

これからドンドン、生まれてくるといいですね。




長くなりましたが、三島由紀夫の「金閣寺

オススメです。


下にリンクを貼っておきましたので、興味がある方はぜひ買ってみてください。

それでは。



























プラモかよ!
















ね。オチがつまらないと悲惨でしょ?






otax 03:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書・オタックス

ブランド広告

今日はちょっと興味がわいたニュースから話を広げてみよう。


岡山県にある中国食品工業という会社が自己破産したというニュースを見ました。

『中国地方で一番』という決意で付けた社名というだけで、中華人民共和国とは関係もないらしいのですが、昨今の中国食品問題から「中国」という言葉のマイナスイメージの影響を受けたとのこと。

もちろん、それだけで潰れたとは思いませんが。。


中国地方の「中国」は、もともとは都から中程度離れている国という意味で名付けられた地域名ですが、今となっては中国に近い地方だからって説明した方が説得力ありそうですね。

同じ扱いだった「近国」「遠国」というカテゴリが無くなっているのですから、「中国地方」なんて紛らわしい名前やめてしまえばいいのに、なんて簡単に思ってしまいますが、中華人民共和国よりも歴史が古い呼称を簡単に変えるのも何かシャクですよね。。

ただ、中国地方の地方紙「中国新聞」は、地方外の人が聞いたらまずチャイナの新聞だと思うよなぁ。

中国地方の人は、この地名をどう思ってるんだろう??



そんなこんなで、このニュースを見て思ったのが、企業のブランドイメージについて。

今回の中国食品工業は、「中国」という言葉にもともと含まれる権威をブランド利用しようと試みた社名。

これは昔の企業に多い同じような例で、他にも社名に「日本」をつけている会社は数え切れないほどありますね。

政党でも「日本新党」や「新党日本」もこの類だと思っています。

こういった虎の威を借る名前は、無条件で「それなりのイメージ」を一般に与えられる反面、もともとの言葉の権威自体が堕ちたとき、影響をウケウケになってしまう危険性があるということですね。

個人的イメージでは、「大日本」や「""の字」が入っている法人名は、戦争を連想させ、ネガティブな印象があります。


ただ、時代の好みは「すでに権威のある言葉を社名にする」から「独自の社名に権威を付けていく」に完全に変わっていますね。

つまり、企業のブランドイメージ構築です。

経済が成熟し、サービスで競合と差別化しにくい背景もあり、企業イメージで勝負している企業も少なくありません。


そんなブランドのことを考えて思い出した一冊を今日は紹介。
(前フリ長っ!)



ブランド広告 (光文社新書)


電通のクリエイティブディレクターが書いた本で、かなり前の学生時代に読んだ新書ですが、非常に読みやすく「ブランド構築とはなにか」が書かれていて面白かった本です。

とくに扉ページで紹介しているアメリカの「広告の広告」はブランド力の大切さを強く語っており、とても興味深いです。

本を要約しまくると、ブランド構築とは「長期的に同じメッセージを発信し続けること」であって、「一朝一夕で構築できるものではない」ということです。

内容的に、それほど深い訳ではありませんが、広告業界の入門書としては非常に読みやすく最適かなと思います。





ハァ、ハァ。

疲れたぞ。

喋りだすと止まらない悪いクセが出てしまった。。


ゾ~~~~ン!




otax 02:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書・オタックス

アートな食べ物

今日もまた好きな本を紹介。


紹介するのは、ちょっと普通の本とはかなり違って、文学というよりも芸術に近い。

「読む」ではなく「鑑賞する」という表現の方が似合う本です。


鮨 〔ピエ・ブックス〕


内容は、見開きごとにネタを写真と解説で紹介したシンプルな構成なのですが、なんといってもその鮨の写真を初めとしたデザインが綺麗過ぎる。。

鮨と言う料理自体が、何かものすごいアートのような気がする。
そんな一冊です。


また、デザインだけでなく、解説も読み応えがある説明ばかりで、初めて聞くようなネタも楽しんで知ることができます。

本もジャケットや中身のデザインで購入を左右されるケースもありますが、正直これほどまで「綺麗だ!」と思える本は世界中探してもないのではないかと思ってしまうほどです。


ちなみにこの本はミッドタウンのある雑貨屋さんの片隅にチョコンと置いてあるのを発見して知ったのですが、雑貨屋さんもよくまぁこんなマニアックな本を見つけて、そして選んだなと思います。

ナイスセンス!


この本は、家の本棚にオシャレな本があるだけで幸せになれる、コレクター気質がある方には絶対に外せない一冊だと思います。

また、デザインが好きな人にも一見の価値ありだと思いますね!





それでは、鮨と言って思い出した私の大好物なラーメンズのネタを貼り付けてさようなら~。





otax 23:16 | コメント(0) | トラックバック(1) | 読書・オタックス

Mの美学

久しぶりに早寝をしたので、似合わずに早起きしてしまった。

ので、朝から更新、更新。



宣言通り、今回は本を読むより所有することが好きな私オススメの短編集の紹介です!



軍師二人

新装版 軍師二人 (講談社文庫)



ご存知、司馬遼太郎の短編集になります!

内容は、有名な武将のストーリというよりか、戦国時代に生きる平社員(一兵士)や庶民にスポットを当てた作品ばかりで、かな~り異色な作品が詰まっています。


やはり、メインの物語は表題でもありこの本のトリを飾る「軍師二人」。

舞台は大阪夏の陣。
徳川が豊臣を完全に叩き潰す、事実上戦国時代最期の合戦ですね。

主人公は、戦国ファンの心を掴んで話さない、男気マスターの真田幸村と後藤又兵衛(知ってるかな?)の最期を描いています。

私ごときが説明するのも憚られるほどの名作です。



しかし、私がこの本からオススメしたい短編はとある一武将の夫妻の生活を描いた「女は遊べ物語」

主人公である武将Aの妻はがつくほどの浪費家。

いくら武功を挙げて褒美をもらっても、旦那が戦争に行く間に「暇だよ~」と友達と遊んでお金をすぐに使ってしまいます。

金を稼がないと生活に困ってしまう旦那は、ドンドン稼がなくてはならないものですから、それは懸命に懸命に合戦で戦うんですね。

それで、結果的に出世していってしまう…というお話。



テーマは「良妻とはなにか」でしょうか。

確かに旦那をたてて慎ましい奥様も1つの良妻の形ではあると思いますが、ケツを叩いて「ヒーヒー」言わしたほうが仕事を頑張るタイプの男にとっては、こういったタイプの女王様も1つの良妻の形ではないか、と。

心が広くない男からは決して生まれない発想のお話ですね。。

私もケツ叩かれないと頑張れない性格なので、もしかしたらこんな感じの奥さんがあってるかもしれないっす。





そんなこんなで紹介しましたこの「軍師二人」。

負けると分かっている方に敢えて味方した軍師二人に、魅力を感じてしまう日本男児の美学ですが、
よくよく考えると彼らは究極のM


そして、妻のケツにしかれるM武将の出世話。



もしかしたら日本の美学は、Mの美学なのかもしれない。。。


そんなM本、本日はお勧めいたします。


(こんな紹介、司馬遼ファンに怒られるかな…)



otax 08:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書・オタックス

寝る前の一冊!

最近、めっちゃ更新してます。

blog疲れするのも時間の問題かもしれませんが、メラメラしている間はガンガン更新していきます!





今日は新たな方向性で、本を読むより買うのが好きな私が夏の夜長(?)に最適なオススメ本を紹介してみます。


最近、毎年恒例の夏の文庫キャンペーンを各社がしていますが、そこで見つけた本です。


江戸川乱歩傑作選


探偵モノの小説は、正直これまで全く興味が無かったのですが、半ばジャケ買い的に直感で購入してしまいました。

江戸川乱歩という名前はもちろん昔コナン君が教えてくれたので知っていましたが、実際に読むのは初めて。

読んで見たらとにかく読みやすい!

江戸川乱歩というよりえどがわらんぽって感じです。



江戸川乱歩なんて、取っ付きニクイ名前しているから誤解していました。

誤解させるなよ江戸川!


タイトルから分かるように短編集なのですが、1話がサクサク読めて、短時間でスッキリ爽快な気分にさせてくれます。






そして、同時にもう一冊買いました。

シャーロック・ホームズの冒険


う~ん。懐かしい!

この本は、小学校の読書感想文で呼んだ記憶が薄っすらとあります。

改めて読んでみたら、ほとんど忘れていましたが あはは

ただ、昔はただストーリーとしてしか読めていませんでしたが、改めて読むと昔と違った読み方ができて面白いですね。

こちらも短編集で、シャーロック・ホームズの有名なお話がテンコ盛りで、短時間でスッキリハートになることができます。





さて、そんなこんなで紹介してみましたが、この両短編集。

両者ともかなり読みやすいので、読むのが早い人は1話10分もかからず読めてしまうかもしれないですね。

また、頭を使わずにサクサク読めるので、ベッドランプと共にウトウトしながら読む寝る前の一冊に最適な本だと思います!

もしくは通勤時間に1話!とか読んでいっても面白いかもしれないですね。




最近、同じ系統の本ばかりで読書から新鮮さが失われている人も、脳みそに新しい風を吹き込むという意味でも、探偵モノの本に手を出してみても楽しい♪のではないでしょうか?




次は、自分が一番好きな短編集を紹介したいと思います!

それでは!



    
otax 02:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 読書・オタックス
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