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読書・オタックス
2007年10月15日
金閣寺
今週末は、旅行の準備でずっと
ホームアローン
でした。
準備といっても、ネットで
カチカチ
してるだけだから、この土日は手首しか動かしていない気がします。
運動は心身に充実感を与える効果があるらしいから、
ブートキャンプ
でもやればよかったかな。
と、こんな淋しい週末を癒してくれるといったら
読書
ですね。
私の場合、運動同様、読書は幾ばくかの
充実感
を与えてくれます。
久しぶりに紹介する本は、あえて私が紹介しなくても、有名すぎる名著。
三島由紀夫の「
金閣寺
」です。
金閣寺放火事件を題材に、犯人の心理に迫った作品。
三島由紀夫といったら、その強烈な個性ゆえに
変態
とも揶揄される文豪ですが、この作品の彼の徹底した心理描写は本当に
スゴイ
!
そして、彼の最大の魅力と言える
文章の美しさ
!
同じ文字を並べているだけのはずなのに、
「どうしてこんな言い回しができるのか」
と、言葉の深さと面白さを教えてくれます。
扱っているテーマも幅広く、私はこの本を読むのは2度目なのですが、前回読んだ時とは
感じ方
が違ったり、
新たな発見
があったりで、本当に楽しい!
きっと次読むときも、今とは感じ方が違うんだろうな、と思える
深い著書
だと思います。
「金閣寺」の中で、特に好きな場面が金閣寺焼き討ちを思い立った場面。
要約すると…
人間のようにモータルな存在は滅ぼすことはできず、金閣寺のような不滅の存在は滅ぼすことができる
、と。
湖畔に550年立ちつづけてきたということが、何の保証にもならないことを皆は学ぶだろう
、と。
う~ん。文学ですね。
ある対象の
見えなかった切り口
や、
価値観
を与えてこその文学だと思います。
最近の本は、ストーリー展開重視で内容の薄い、いわゆるエンターテイメント系のお話が多い気がするのが残念です。
最後に
ビックリするような展開がないと物足りない
って感じてしまうような風潮が、社会全体に蔓延しているような気もしますが。
ストーリーって、伝えたいテーマを伝えるための
道具
。
つまり脇役的な存在であるはずと思います。
ただ、最近ではストーリーが主人公で、最後にオチを用意しておけばいいや、みたいな感じが凄く強いような…。
この手の話はオチがつまらないと
悲惨
で、
山田悠介
なんかは、その象徴たる酷い例でしょうか。
本当にいいお話って、ストーリー自体はシンプルなものが多いですよね。
「金閣寺」だって、ストーリーは
金閣寺を焼きに行く
だけですから。
あらすじに頼らずとも、魅せる小説を書ける
文学作家
。
これからドンドン、生まれてくるといいですね。
長くなりましたが、三島由紀夫の「
金閣寺
」
オススメ
です。
下にリンクを貼っておきましたので、興味がある方はぜひ買ってみてください。
それでは。
プラモかよ!
ね。オチがつまらないと悲惨でしょ?
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